Google Nexus 9は8.9型のIPS液晶を搭載する高性能タブレットです。液晶画面は非常にきれいで、電子書籍や動画などを見るには最適なタブレットです。そこでNexus 9の液晶画面で気になった5つの特徴をチェックしてみました。
目次
超高解像度のIPS液晶で最高の美しさ!
Google Nexus 9のIPS液晶は、QXGA(2048×1536ドット)288ppiの超高解像度タイプで映像や文字などが非常に美しく鮮明に表現されるディスプレイです。
QXGAとは、「Quad-XGA」の略で、フルHD(1920×1080ドット)の約1.5倍の解像度があります。つまりフルHDの約1.5倍の情報量が表示できることになります。
実際の見た目も写真などは非常に美しく見やすく、画質に関してもは文句なしだと言えます。フルHDのNexus7と比べても発色も良く、自然な色合いで、長時間見ていても目が疲れません。
ダイレクトボンディングで見やすさ抜群
タブレットはディスプレイ上に、操作するためのタッチパネルを重ねた、タッチパネルディスプレイになっています。つまり液晶の上にガラスを重ね合わせた構造になっているわけです。
この液晶とガラスの間に隙間があるために、液晶とガラスの両方に映りこみが発生して、乱反射が起こるため、視野角がせまくなり美しさがそがれてしまいます。
この隙間を樹脂で埋めて、ピッタリとくっつけたのが「ダイレクトボンディング」です。
Nexus 9は、「ダイレクトボンディング」の超高解像度ディスプレイを採用しているので、乱反射が少なく、細かい文字などもクッキリと見えます。
HD画質の動画などは、まるで浮き出したかのように、非常に美しくて観ることができます。
ディスプレイの性能を解像度だけではなく、「ダイレクトボンディング」かどうかも非常に重要なディスプレイ選びのポイントです。
GorillaGlass 3で耐擦傷性が従来の3倍!
タブレットの液晶画面はディスプレイだけでなく、キーボードとしても使うため、美しさだけでなく強度も重要な性能の一部となってきます。パソコンなどより、持ち運ぶ機会も多く、手荒に扱ったりすることもあって、カバーを着けていたとしてもキズ付くことがあります。
Nexus9の液晶画面に採用されている「Gorilla Glass 3(ゴリラガラス3)」はキズに対する耐性が従来の3倍、目に見える傷は40%減少、傷付いた後の強度は50%向上しています。
つまりNexus9は、キズ付きにくく、キズがついても目立ちにくく、キズがついてからの強度も向上した、今一番最強のディスプレィを備えたタブレットだと言えます。
縦横比が4対3で電子書籍に最適
特に評価したいのが、ディスプレイの縦横比が4対3になっていることです。電子書籍を読むのに、実際の書籍のサイズに近いため、無駄な余白が少なく、画面を最大限に使えるため、非常に読むのに適したディスプレイになっています。
電子書籍(下の画像は月刊誌)を縦向きで表示した場合、左右に少しだけ余白ができますが、気にならない程度です。
横向きは見開き2ページを表示しますが、こちらも余白がほとんどなく、フルに画面を使ったレイアウトで表示されます。
縦横どちら向きも、画面いっぱい使って表示されるので、電子書籍リーダーとしても優秀なタブレットと言えます。
意外と便利なダブルタップ機能
これは液晶画面の性能ではないですが、Nexus9を使ってみてとても便利だと感じたことが、画面をダブルタップするとスリープから復帰するようになっていることです。
Nexus7などほとんどのタブレットは起動ボタンを押してスリープ状態を解除します。起動ボタンを押さなくて済むのは意外に便利な機能です。